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SPGバブリング

SPGバブリングとは

ミクロンオーダーで分布の狭いSPG膜細孔より、加圧した気体を液中に微細泡として分散させる方法を「SPGバブリング」といいます。

一般的に、液中の微細泡を「ファインバブル」と呼び、1~100μmの大きさの泡を「マイクロバブル」、それより小さい1μm未満の泡を「ウルトラファインバブル」といいます。

SPGバブリングは、SPG膜の細孔径を替えることにより泡の大きさを調整できるのが特徴で、マイクロバブルからそれより大きいミリサイズの泡を生成するのに適しております。

また、SPGバブリングは「微細孔式」といわれる製造原理に含まれ、非常にスタティック(静的)な発生方法で、液中の微生物や高分子を傷めずに微細泡を供給したり、気泡の浮上原理を利用した用途に使用できます。

SPGバブリング

「内圧式」と「外圧式」 *SPG膜パイプ状 10㎜を使用した場合

SPGバブリングは、強度の高いパイプ状10㎜のSPG膜を使用します。使用方法には「内圧式」と「外圧式」があり、これらは、SPG膜の固定方法とSPG膜形状由来の強度により使用圧力が大きく異なります。

SPGバブリング
SPGバブリング

内圧式外圧式
使用圧力Max 0.3MPaMax 0.98MPa (0.8MPa) (注1
使用SPG膜細孔径 (注21μm 以上0.3μm 以上
長 所
  • 液の流動無く泡が液中に分散しやすい
  • ビーカーテスト(100ml~2L程度)に適している
  • バッチ処理に適している
  • 衝撃に弱い微生物や高分子などの液に使用できる
  • 浮上分離などに使用しやすい
  • 液の流動無く泡が液中に分散しやすい
  • ビーカーテスト(100ml~2L程度)に適している
  • バッチ処理に適している
  • 衝撃に弱い微生物や高分子などの液に使用できる
  • 浮上分離などに使用しやすい
短 所外圧式と比べ、大きなSPG細孔径しか使用できない液をポンプなどで強制的に送液する必要があり、微生物等の使用には適していない。